考える、のススメ(別館)

大学1年の中学受験塾の講師を皮切りにいつしか指導歴28年。普段の授業で気づいた事などを綴っています。

国語は解答欄の文字数も重要!

生徒さんが学校の問題を解いて答え合わせをした、というので、内容をチェックビックリマーク

 

あ~!問5の答え、間違って写しているよ!

 

「え~、ホントですか?」

 

これが答えになるワケないじゃん!解答見直してみなよ!

 

私は模範解答をみて

 

違っている

 

と判断したわけではありません。

 

なぜ、生徒さんが書いてきた答えが違っていると分かったのでしょうか!?

 

問5の答えが、もし生徒さんが赤文字で書いているのが答えなら、回答欄が30文字ではなく、20文字で答えなさいという指定になるからです。

 

回答欄の文字数は、正解となる答えの文字数にかなりぴったりと作られています。

 

「20字で答えなさい」の場合は、回答は18字前後。

 

「30字で答えなさい」の場合は、回答は28字前後。

 

となっています。

 

なので、生徒さんが写している答えだと空欄が多すぎるので、本当の答えではない、と一瞬でわかるわけです。

 

この辺りは受験テクニックですね。先日の「国語の解答欄の母ば重要!」でもお伝えしましたが、解答欄の幅や文字数は、なんとなく決まっているわけではなく、ちゃんと理由があります。それに気づくと、自分が書いている答えが合っているのか合っていないのか、文字数から判断も出来るので、点数がグッと上がります。

 

件の生徒さんは、模範解答をみて、

 

「あ~!ホントだ!違っているところを書いてる!」

 

と言いました。

 

是非、問題の答えを書くときは、文字数にも気を付けてみてくださいウインク