「成績を上げるには採点に赤ペンを使わない方が良いらしい」をやってみた
今年の3月ぐらいから、生徒さんのテストの採点や、黒板の文字に赤ペンを使わないようにしています。
というのも、この本を読んだから。
この本の「勉強に有利な色はある?」の章に紹介されていたアメリカの心理学者、アンドリュー・エリオットらの実験から「赤色を使うと点数が下がる」と載っていたからです
何故赤色を使うと点数が下がるのか、ですが、
赤色を見ると私たちは、無意識に「よくないことをできるだけ避けよう、遠ざかろう」と思うようです。このような気持ちは、難しいことへ立ち向かうチャレンジ精神を弱めてしまい、結果としてテストに積極的に取り組む気持ちを弱め成績を下げてしまうのかもしれません。
という心理的要素によるものだそうです。
本当にそうなのか、更にネットを調べてみると、DailyMail の記事に、コロラド大学の社会学者Richard Dukes氏とHeather Albanesi氏の「赤色使用禁止」の研究が載っていました。
www.dailymail.co.uk
採点一つで生徒さんのやる気が変わるなら、赤ペンは一切使わないでこの記事で推奨している青ペンの使用にしようではないか!と、ここ数ヶ月青ペンばかり使ってみました。
では、結果はどうかというと、生徒さんがまだ学校のテストを受けていないので、正確なところはわかりませんが、こちらでやる宿題の採点や小テストの様子を見ると、
効果がありそう
という実感があります。
というのも、やり直し一つとっても、以前よりすんなり取り組んでいたり、解き直す時間が減っていると感じるからです。
また、これは上記の研究には書かれていないのですが、
青色を使うことで、採点する側の心理的要素も大きい
というのも「効果がある」と感じる点でもあります。
覚えてくるように言った単語を覚えていなくても、
「まぁ、テストまでに覚えればいいから。じゃぁ、今覚えちゃおう!」
宿題で間違いが多くても
「今分からないところが分かって良かったじゃん!」
以前は、「ヤバイ!この状態ではテストまで間に合わない!」というこちらの焦りから、厳しい言葉がけを生徒さんにしておりましたが、それがなくなりました。
間違ったところばかり指摘しても、生徒さんが萎縮してしまいますからね。
以前から気をつけていた点ではありますが、生徒さんの成績を上げる、という目的ゆえ、そうは言ってはいられない、と感じていたのですが、それが無くなったのは大きいです。
青ペンで採点、良いですよ!
もしお子さんの勉強を見ているようでしたら、是非青ペン使用に切り替えてみてください!
オススメです♪
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