応用力をつけるのにオススメな問題集 ー(注)基礎が出来ていない子には逆効果です!
先日の「『夏に差がつく』とはどういうことなのか?」の記事で、公立小学校に通っている方には、教科書ぴったりテストをオススメしたのですが、
教科書レベルではなく、もっと応用力をつけるにはどの問題集が良いのですか?
という質問を頂きましたので、今日はその問題集についてです。
最近は市販の問題集でもかなり良いものが販売されています。その中でも、小1から取り組むのでしたら、このシリーズをオススメします。
トップクラス問題集!
何が良いかというと、よく考えないと解けない問題が並んでいるからです。
問題集の中には、頭を使わなくても解ける設問がずらずらと並んでいるものもありますが、この問題集は、よく考えないと解けません。
ただし、かなりレベルが上なので、お子さんの横について教えないと難しいです。お子さんに「ハイ」と渡してどんどん解けるというものではありません。 標準クラス、ハイクラス、トップクラスとレベルごとに問題が並んでいるのですが、標準クラスは一人で解けても、トップクラスになると完全に横につかないと難しいですね。 トップクラスのレベルは言い換え力がないお子さんには厳しすぎる問題が並んでいます(「言い換え力」については、こちらの記事をご参照ください)。
トップクラス問題集には、「徹底理解編」もあり、こちらの方が少しレベルが下です。あまりお子さんに付く時間はないけれど、しっかり勉強させたい、という方には、「徹底理解編」の方をオススメします。
ただし、これらは教科書レベルの問題集が解ける段階での話ですので、教科書ぴったりテストで80点越えないのに、この手の問題集を買ってきてお子さんにやらせても、逆に「勉強嫌い」になって(問題が難しすぎるため)、逆効果です。同じ学年でこのレベルが解けるお子さんがいるので焦る気持ちはわかるのですが、そういうお子さんは幼稚園の時から年間100冊本を読んでいたとか、ベースとなるところがあるから出来るので、気にされないでまずは教科書の内容がきちんと出来るようにした方が良いですよ。きちんとステップを踏んでやっていければ必ず出来るようになります。
トップクラス問題集には、専用のサイトがあり、こちらから問題集の内容とかお試しページが印刷できたりしますので、興味のある方は是非こちらのサイトもご覧ください。
トップクラス問題集は、算数もありますが、算数も良いですよ。私は最レベよりトップクラスの方が好きですね。使いやすいんですよね。
最後に注意点ですが、この手の問題集をお子さんにやらせると、「実はウチの子、あまり問題が解けない!」という事実が発覚することがあります。学校のテストはほぼ常に満点だったから、さぞ他の問題集をやらせても出来るだろう、と思っていたら実は違うことがあります(だから学校のテスト問題は解けて当たり前レベルなんですよ)。その際に、お子さんに怒らないようにしてください。お子さんが悪いわけでもなく、今までそのような問題を解いたことがなかったために出来なかったという背景もありますので。あとは普段解いている問題が頭をあまり使わない(よく考えなくても解ける)問題ばかりだったから、考えないクセが残念ながらついているケースもあります(ぱっぱと行動するお子さんに多いパターン)。
ちゃんと教えれば出来るようになりますから、「今、これがわかって良かった」と思って、前向きに取り組まれてみてくださいね