考える、のススメ(別館)

大学1年の中学受験塾の講師を皮切りにいつしか指導歴28年。普段の授業で気づいた事などを綴っています。

国語の解答欄の幅は重要❗️

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今日も国語についてです。

生徒さんが記述式の国語の設問に答えている時、マルにならない回答で一番多いのが、「答えに必要な語句が入っていない」という点です。

必要な語句が入っているかいないかは、実は解答欄で見分ける方法があり、写真のように解答欄が広い場合、大体2行か3行で書くことが多いです。2行なのか3行なのかは、他の解答欄の1行で答えさせるところから類推します。

2行で書かないとマルにならないのに、答えが1行になっていると、それは必要な語句が入っていない証拠なので、「足りないのは何か」を考えてもう一度答えを作り直します。

教え方が今ひとつな先生に習っている場合、直ぐに「答えは○○だよ」と解答を言ってしまい、生徒さんは何も考えずただひたすら言われた答えをロボットのように書くだけです。個別指導で習っているのに一向にお子さんが出来るようにならないのは、お子さんが悪いわけではなく、このように先生が解答をただ言うだけの場合が多いです。もしお悩みの方がいらしたら、一度どのように教わっているのか確認されることをオススメします。

集団授業の場合は、お子さんが書いた答えのどこが間違っていたのか、自宅で見直す必要があります。

解答欄の幅で答える行を考えるのは、塾だと教える場合がおおいのですが、通信教育や自宅学習、普通の補習塾だと習わないことなので、是非参考になさって下さい。これを知っているだけで点数が変わってきますウインク