イギリスのMathsで一番最初に受けたカルチャーショックとは?!
昨日の「アメリカやイギリスでは、九九をどのように教えるのか」の記事は、驚いた方が多かったようで、「あのように覚えるんだ!」と結構言われました。
私も子どもが掛け算の表を学校からもらってきた時は驚きましたが、一番最初にカルチャーショックを受けたのは、これではなく、足し算でした。
「67になる足し算の式を書いて下さい」
えっつ 何と何を足すの
日本の算数だと、色々条件がついてきます。
例えば上記のような問題の場合は、
「太郎君はあめを40個もっていました。お母さんから27個もらいました。今、太郎君はあめを何個持っているのでしょうか?」
みたいな問題になっています。
何も条件なしで、「67になる式を書いてきなさい」ですって
しかもいくつ書けばいいの
問題文の下にはただ大きな空白欄があるのみ。。。
子どもと二人で、いくつか考えて書いて出しました。
答えは。。。
実はこの答えでも完璧ではなくて、
10+10+10+10+10+10+7
でも良いのです。
もちろん、
1+1+1+1+・・・・・・・・+1=67
でも良いです。
この問題で要求されているのは、
67になる計算式は色々あるよね!それにちゃんと気づいているかな?
だったようで、
一番多く式を書いてきた子が、よく褒められたようです。
私は仕事柄もあり、
・全て条件指定
・式は一通りしかほぼ認めない
(「かけられる数×かける数」のフォーマットからはずれるとバツにするとか)
という日本の教育カリキュラムにどっぷりつかっているので、
子どもが習ってくる算数の自由度の高さ、そしてそこから要求される多角的にものを考える姿勢に、最初はなかなか慣れなくて、宿題のフォローは苦戦しました
でも、色々な回答を認めてくれるから、やっていると楽しくなるんですよね
日本もこうやって色々な考え方を認めたら良いのに、
お作法重視
なので、難しいですね。。。