考える、のススメ(別館)

大学1年の中学受験塾の講師を皮切りにいつしか指導歴28年。普段の授業で気づいた事などを綴っています。

アメリカやイギリスでは、九九をどのように覚えるのか?

我が子のMathsは、イギリスカリキュラムで学んでいるのですが、

 

私の最大の疑問は

 

九九はどうするの?

 

という点でした。

 

「ににんがし」のように、「two times two 」と言わせて歌のようにやるのかと思っていたのですが・・・

 

 

 

まさか表を丸暗記だとは!びっくり

 

コレです。

 

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Times Table(Multiplication table)  と言います。

 

日本の100マス計算のように、縦と横にだけ数字が書いてある表をわたされて、ひたすら空白を埋めていき、その作業を通じて丸暗記をする、というやり方でした。

 

帰国子女で上の学年に戻ってきた方に

 

九九はどうしました?

 

と聞くと、皆さん、

 

「日本の九九を子どもに暗記させた」

 

というので、私もそうした方が良いのかな、と思ったのですが、

 

我が子は私の理解度分類でいくとBタイプ(講演の時によくお話している、A、B分けです)のため、下手に九九を覚えさせたらわからなくなりそうだったため、覚えさせるのはやめました。

 

そして自宅でひたすら表の丸暗記。

 

日本のように9の段で終わりではなく、12の段まであるので、全部で144マスを埋める作業となるのですが、ただ、実際は半分まで覚えれば全部埋められます。

 

5×7 の答えが、 7×5 と同じ

 

ということに、子どもが自然に気づくのです。

 

自分で気づいて表を埋め始めたら、後は早かったですね。

 

掛け算を九九で覚えないというやり方は、私自身がやっていないので、正直「ホントにみにつくのだろうか」と心配していた面はあったのですが、なんとかなりました。

 

ただ、九九で覚えて解く方が計算自体は早いかな、という気はします。

 

 

ちなみに、この Times Table の前に習う計算は、

 

倍数計算

 

でやっていくので、最初、子どもが聞いて来たときは

 

 

でした。

 

時計は30分もしくは、15分単位で分割した言い方をしてくるので、

 

時計も親からみると難関でしたね。

 

 

倍数計算や時計の話はまた書きますウインク