アメリカやイギリスでは、九九をどのように覚えるのか?
我が子のMathsは、イギリスカリキュラムで学んでいるのですが、
私の最大の疑問は
九九はどうするの?
という点でした。
「ににんがし」のように、「two times two 」と言わせて歌のようにやるのかと思っていたのですが・・・
まさか表を丸暗記だとは!
コレです。
Times Table(Multiplication table) と言います。
日本の100マス計算のように、縦と横にだけ数字が書いてある表をわたされて、ひたすら空白を埋めていき、その作業を通じて丸暗記をする、というやり方でした。
帰国子女で上の学年に戻ってきた方に
九九はどうしました?
と聞くと、皆さん、
「日本の九九を子どもに暗記させた」
というので、私もそうした方が良いのかな、と思ったのですが、
我が子は私の理解度分類でいくとBタイプ(講演の時によくお話している、A、B分けです)のため、下手に九九を覚えさせたらわからなくなりそうだったため、覚えさせるのはやめました。
そして自宅でひたすら表の丸暗記。
日本のように9の段で終わりではなく、12の段まであるので、全部で144マスを埋める作業となるのですが、ただ、実際は半分まで覚えれば全部埋められます。
5×7 の答えが、 7×5 と同じ
ということに、子どもが自然に気づくのです。
自分で気づいて表を埋め始めたら、後は早かったですね。
掛け算を九九で覚えないというやり方は、私自身がやっていないので、正直「ホントにみにつくのだろうか」と心配していた面はあったのですが、なんとかなりました。
ただ、九九で覚えて解く方が計算自体は早いかな、という気はします。
ちなみに、この Times Table の前に習う計算は、
倍数計算
でやっていくので、最初、子どもが聞いて来たときは
?
でした。
時計は30分もしくは、15分単位で分割した言い方をしてくるので、
時計も親からみると難関でしたね。
倍数計算や時計の話はまた書きます