フィギアの選手の勉強をみてました
今日未明に行われた女子フィギア、どの選手もとても素晴らしかったと思う。
私は以前、フィギアの選手の勉強を見ていたことがありました。
その子を教えていてびっくりしたのは、
一日のほとんどの時間、リンクで過ごしている
ということでした。
選手のレベルになると、大変だ、というのはなんとなく知ってはいましたが、
ここまで!とは思わなかったので、最初は驚きました。
まず、朝早くの朝練から始まります。
朝、リンクで滑ってから、電車に乗って学校に行き、学校の授業が終わったら、またすぐリンクに直行、夜遅くまでずっと滑っているという日々でした。
(お友達とどこかに遊びに行く、という時間はほぼない)
こちらの教室がスケートリンクに近い場所にあり、学校が終わって一滑りしたら、走って教室に来て、こちらの授業が終わったら、また走ってリンクに戻って遅くまで滑るということをしていました。
周りの選手も進学校に通っている子が多く、
学校の宿題はいつやってるの?
と聞くと、
「リンクの外にある椅子に広げて、みんなやってるよ」
と、当たり前のように答えます。
とにかく、勉強は隙間時間を見つけたらすぐに取り掛かる、ということをやっているので、教室での勉強も、他の子に比べて倍ぐらいのスピードでこなします。
(見ていると、勉強にとりかかる時間がとにかく早い)
また、スケート以外にもバレエを習いにいったり、音楽鑑賞したりととにかくフィギアに関することをして過ごしていました。
テレビを見ている日もあるようですが、そういうときは、宿題を前もって机の上に広げておき、CMに入ったら、すぐに宿題をやって、CMが終わったら宿題をやめてTVをみる、にしているそうです。
「だって、そうしないと学校の宿題終わらないもん」
この生徒さんは、今は海外の学校に行ってしまいましたが、日本の学校でも成績はとても良かったです(なぜ塾に通っていたかというと、主にスケジュール管理の方ですね)。
あと、すごいと思ったのが、こちらの教室では、脳が疲れると糖分が必要になるので、机の上にあめを用意してあるのですが、この生徒さんは絶対にそれを食べません。
「食べたら太っちゃうよ」
甘いものに目がない年頃だと思うのに、「ちょっと太ると飛べなくなるから」と手を出さないストイックさ。
すべてをフィギアにささげている、という状況で過ごしていました。
フィギアをみながら、この選手の人達も、あの子のような日々を過ごした上で今日の日を迎えているんだろうな、と思うと、どの選手に対しても、
頑張って!
の声しか出ません。
そして、試合が終わった今、
お疲れ様でした。
と言いたいです。
本当にお疲れ様でした。