考える、のススメ(別館)

大学1年の中学受験塾の講師を皮切りにいつしか指導歴28年。普段の授業で気づいた事などを綴っています。

海外では教えているけれど、日本では教わらない学習内容~お金について~

子どもが幼稚園の時。

 

学校でBake Sale というものがありました。

 

これは、親が焼いたお菓子を学校に持って行き、一般の方(学校の近くを歩いている人たち)に、子どもがお菓子を売るというものでした。

 

一応、親が子どもの横にいてヘルプするのですが、基本的には販売は子ども達自身がやります。

 

幼稚園の子どもに、実際のお金を使って販売をさせる、というのにはとても驚きました。

 

 

そして、学年が上がると・・・

 

実際に教科書でお金の計算を始めるのですが(この辺りは日本の学校も同じ)、

そのお金の計算が少し違っていました。

 

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教科書に載っているのは、なんと本物のお金の写真!

 

問題集もプリントもほぼ本物のお金の写真をのせて、計算をさせます。

 

日本は教科書やプリントのお金はイラストで、算数セットには「おもちゃの日本円」が入っています。

 

ひょっとしたら、日本では本物のお金の写真を載せてはいけないルールがあるのかもしれませんが、実際のお金の写真をみて計算させた方が、実生活とリンクしやすいから良いのに、と思いました。

 

 

 

ちなみに、ある日の我が子の宿題は、「家にあるコイン(通貨)を持ってくるように」でした。

 

当然イギリスポンドなんて家にないので、日本円を持っていかせましたが、その日は色んな国のコインをみたようで、各国で大きさや模様、色が違う、という事を子どもは知って、興奮して帰ってきました。

 

7歳の時点で、米ドル、イギリスポンド、日本円の3つの通貨の計算が出来るようになったのには驚きました。通貨が見分けられない私に、「ママ!これはアメリカの!こっちはイギリスでしょ!」と子どもが言ってきますあせる

 

教えれば出来ます。学校ではやりませんので、是非、ご家庭で

 

お金の計算

 

を取り組んでみてください!