考える、のススメ(別館)

大学1年の中学受験塾の講師を皮切りにいつしか指導歴28年。普段の授業で気づいた事などを綴っています。

政党ごとに選挙公報の紙面の大きさが違うのは何故なのか?

参議院比例代表選出議員選挙公報をみていて、思ったこと。

 

なぜ、政党ごとに紙面の大きさが違うのか

 

どう考えても、紙面が大きい政党の方が目につくので有利。

一緒に配られた参議院議員選挙公報(比例ではない方)は、一人一人の紙面の大きさは同じです。

 

政党が大きいと紙面も大きいので、現在の議席数が多い政党が紙面が大きいのかな、と思って調べると、 「公職選挙法施行規則」(昭和25年総理府令第13号)の第21条により 、候補者の名簿登録者数で紙面の大きさが決まっているんですね!

 

参議院>(←今回の選挙はこちら)

一人から八人まで   1ページの四分の一
九人から十六人まで   1ページの二分の一
十七人から二十四人まで  1ページの四分の三
二十五人     1ぺージ

 

ちなみに衆議院はちょっと違っていて、

衆議院

一人から九人まで  1ページの四分の一
十人から十八人まで  1ページの二分の一
十九人から二十七人まで 1ページの四分の三
二十八人  1ページ

 

です。

 

なるほど。現在の議席数ではなく、名簿登録者数だったのは知りませんでした。

 

今年は選挙の年なので、お子さんの自由研究に選挙を扱うのは良い試みかもしれません。

 

紙面一つとっても、このように学校では教わらないことが出てくるし、東京にお住まいの方であれば、都知事選もあるので、その比較でも良いと思います。参議院議員選挙都知事選との投票率の比較もやってみると面白いかもしれません。切り口はいくらでもあります。

 

まずは、選挙にお子さんを連れて行くところからやってみてくださいね!

 

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選挙の投票にはお子さんも一緒に連れて行きましょう!