夏期講習は行かなくても良い理由3つ!(但し中学受験の小6は除く)
(教材会社さんから送られてくる大量のパンフレット)
6月に入りましたね
この時期、通塾されている方のところには「夏期講習」のお知らせが来ます。
「この夏、力を伸ばそう❗️」
とか色々書いてありますが、私は中学受験がある小学6年生のお子さん以外は、
通わなくても良いのでは と、思います。
その理由は、以下の3つ
その1 まとめテキストを解くだけで、苦手なところを集中してやらないから
出来るようにするには、「出来なかったところを解けるようにする」が大切です。しかしながら、一般的な「夏期講習」は、ただ単に「夏期講習テキスト」を配って、それを前からやって終わりです。これでは、出来なかった問題はいつまでたっても出来るようになりません。
「でも、そのテキストに苦手な単元があれば、夏期講習で出来るようになるでしょ?」
出来る単元と出来ない単元を一律同じ時間で解いていては、効果が薄いです。
出来ない単元・苦手な単元は、倍以上の問題を解いて演習する必要があります。
夏期講習ではこれはやっておりません。生徒さんそれぞれに合わせて、授業をするなど、
集団授業では無理です。しかも塾側の効率が悪い。
「苦手なところは家でよく復習してくださいね」で終わりです。
でも、保護者の方は「塾では苦手なところをやってくれている」と思っている。なので、子どもがお家の方に報告しない限りは、問題は発覚しません。そして、休み明けテストで「出来るようになっていない」となったら、「個別指導を追加で取りませんか?」、「通塾回数を増やして頂けませんか?」と言われて、お客さん化が進行します。
「個別指導だったら苦手なところを集中してやってくれているのでは?」
これもまた保護者のと塾側の言葉の定義が違うところなのですが、塾側の「個別指導」とは、あくまで「集団一斉授業ではなく、1対1もしくは1対3で個別で『わからないところを教えます』」というだけで、お家の方がイメージする「お子さんが苦手なところを個別で把握して、そこを集中して教えてくれる」ではないんですよ。もし、苦手なところを集中して教えて欲しいなら、お家の方が塾側に「空間図形の単元が弱いのでそこを集中して出来るようにしてください」とリクエストしないとやってもらえません。
なお、個別指導の塾でも、「夏期講習テキスト」を配って、それを終わらせるために何回通塾してください、と言ってくるところもありますので、夏期講習の話が出たら、よく確認してくださいね。
その2 夏期講習に参加しているだけで子どもが勉強した気になっているから
お勉強は、ちゃんと自分で鉛筆を持って、自分の頭でよく考えて問題を解かないと出来るようにはならないです。なのに、「塾に通っている」というだけで、満足して勉強した気になってしまうお子さんがいます。これではダメです。ただ先生の言っている話を「ふんふん」聞いているだけでは出来るようにはなりません。チェックテストをするところもありますが、もしチェックテストで点数が悪いと、また「個別指導を追加してください」、「通塾回数を増やしてください」とお客さん化が始まりますので、夏期講習に通っていても、家で親が何を習っているのか把握して、解けていない問題は家でやらせるなど手を出さないとダメです。
「だったら、夏期講習に通わせている意味ありますか?」
親が手を出す時間がないから、とか、プロに任せた方が効果が高いだろう、ということで通わせていたハズなのに、結局親が手を出さないとならないので、ほら、通っている意味ないな、と思ってきませんか?夏期講習に通う費用を、夏のキャンプとかに回した方が、お子さんにとってはよほど有意義だと私は思います。
その3 お家の方が「家に置いておくよりは良いだろう」と思っているから
忙しいお家の方にありがちな、「家にいると遊んでばっかりだから、塾に通わせている方がいいだろう」ですが、これだと効果が出づらいんですよ。
目的が「成績を上げる」ではなくて、「塾に子どもの面倒をみてもらう」という保育的な内容になってしまっているので。子どもは勘が良いので「行けばいいんでしょ(別に内容はしっかり理解してこなくて良いんでしょ)」なので、ただその時間行っただけで学習内容は見につきません。学習内容を身につけるには、やはりちゃんと目的を「勉強が出来るようにする」にする必要があります。子どもが何を習ってきたのかテキストやノートをみて確認しましょう。
折角の夏休み、長期休みにしか体験できないことにお子さんをチャレンジさせてはいかがですか?
塾は「夏が天王山です!」とか言いますが、もし今まで塾に通っていなくて、9月に塾に通塾に相談に行ったとしても、「今からでも大丈夫ですよ」と言われますよ。そんなものです。
夏期講習を申し込まない、と言ったら塾側はものすごく反発してきます。その対処方法
ここまで読まれて、「よし、では今年は夏期講習の申込みをやめよう!」と思い、塾側にそれを伝えたとすると、
「今までそんなお子さんはいません」
「2学期から勉強についていけなくなったらどうされるのですか?」
と、あらゆる手を使って脅して(?!)きます。
その場合の対処方法として、
①母親ではなく、父親に塾に交渉に行ってもらう
②「自分で勉強することも大切なので、自分でやる癖を夏に学んでもらいたい」と言う
でいってみてください。
まず、母親ではなく父親に行ってもらうメリットとしては、男の人は論理的に考えるので、塾側が「今まで夏期講習に来ない生徒さんはいないですよ」と言っても、「だったら、我が子が第一号でやらせます」とか「普段の授業には参加させているのに、夏期講習に出ないだけで成績が下がるような教え方をされているのですか?」と反論するので、不安をあおって申込みをさせる塾の手法は通用しないからです。ちなみに、父親が塾に行くと、対応する人が変わります。
「自分で勉強することも学んでもらいたい」は、「残りは家でやってください」というような塾にはかなり効果的ですね。もともと「家でやってください」なので。
お子さんに直接「来ないのは君だけだよ」とか言ってくる塾もありますが、そういう姑息なことを言う塾は変えた方が良いです。今の世の中、塾なんて沢山あるんですから、よく探せばもっとお子さんに親身になってくれる塾は見つかりますよ。
子どもが家で勉強するのが心配な方にオススメの学習方法
夏期講習は親が内容を確認しないと効果が薄そうだから、あの金額を払うなら別のことに使おうとは思うけど、それでも勉強もしないとと思っている方に、オススメの学習方法がありますのでご紹介します。
全教科(英語・数学・国語・理科・社会)が学べて、どれだけ使っても1か月1,058円!
ホント、下手なその辺の塾に行くよりは、これで勉強した方が良いですよ。
それは何かというと・・・
私はスタディサプリ押しです。運営しているリクルートから1円ももらっておりませんが(笑、もらっていなくてもスタディサプリ押しです。とにかくよく出来ています。
興味がある方、塾に通わないで不安になるようでしたら、スタディサプリで勉強してみてはどうでしょう?
長くなりましたので、スタディサプリのどこが良いのかはまた記事で書きますね。
お子さんがこの夏、色々な体験が出来ることを祈っています