考える、のススメ(別館)

大学1年の中学受験塾の講師を皮切りにいつしか指導歴28年。普段の授業で気づいた事などを綴っています。

英訳を宿題に出したら、LINEに和訳させて持ってくる生徒さん

昨日の英語の授業。

ちょっと難しめの英文和訳の宿題を出していた生徒さん。

「訳しました!」と和訳した文章を持ってくる。

おぉ、単語帳も作ってエライじゃん!

英文を読んでもらってから、和訳してもらう。

やってきた和訳をみながら、確認しているのだが、

ん? なんか訳がおかしくない? 宿題で訳してきた訳と、今訳してもらったものが違うし。

「あっつ、ノートのは、LINEが訳しました!」

LINE?

「LINE通訳です!」

堂々と答える生徒さん。

あぁ、iPhone のLINEの中にあるこれで訳してるのね。


持てるアイテムを駆使して、宿題を解いてくる姿勢は評価できますが、LINEに訳させてばかりいては、実力がつきません。
試験のときは、LINE使えないでしょ。

「でも、LINE、なかなか上手に訳しませんか?!」

確かにLINEは頑張っていると思うけど、どうしてこういう訳になるのか、分析までしないと自分で出来るようになんないじゃん。


それにしても、最近の生徒さんは、すごいね。

スマホの機能を駆使して宿題をこなしてくるんなんて。

生徒さんもすごいが、LINEの高機能化もすごい。

便利すぎる世の中だ。