「置かれた場所で咲きなさい」(渡辺和子/幻冬舎)
お久しぶりです。スタッフ藤井です(‐^▽^‐)
先生が毎日ブログを更新していて、「私もがんばらなくちゃ!」とパワーをもらっている今日この頃です。
突然ですが皆さんは、
子どものころに出会った詩や言葉に大人になってから励まされたという経験、ありませんか?
私はよくあります。
出会った当時は意味がよくわからなくて、でも不思議と心の中に残っていて。
社会に出てから、苦しい時や悲しい時に、その言葉たちをふと、思い出すんです。そして元気をもらって、壁を乗り越えていきます。
私を励ましてくれた言葉たちは、今では大切な宝物です。
今回はブックレビューを書こうと思うのですが、上記のような奇跡の可能性を秘めている本を紹介したいと思います。
ノートルダム清心学園理事長で生前のマザーテレサとも親交のあった渡辺和子さんの本、
「置かれた場所で咲きなさい」(渡辺和子/幻冬舎)
彼女が生きていく中で救われた言葉、詩、人との触れ合いをもとに、豊かに人生を歩んで行くための知恵がつまった1冊です。
今静かなベストセラー本と言われ、18万部を突破したそうですね。
タイトルになっている「置かれた場所で咲きなさい」は、
渡辺さん自身が困難な状況で苦しんでいた時に、宣教師の方に頂いた英語の詩の一節。
「置かれた場所で咲きなさい。
咲くということは、仕方がないと諦めることではありません。
それは自分が笑顔で幸せに生き、周囲の人々も幸せにすることによって、
神が、あなたをここにお植えになったのは間違いではなかったと、証明することなのです」
一見とても受け身的な詩ですね。
私はキリスト教徒ではないけれど、いい詩だなぁと感じました。
花は好きだけれど、私は花のように咲きたいと思ったことはありません。
よく女性は花に例えられ、周りの女の子達はそれを喜んでいるけれど、花って、どうしようもなく受け身な存在だから。
美しく咲いて、でも、好いてもいない人に摘み取られるなんていやです。
で、はかなく散るなんて、性に合いません(笑)
それだったら私は自由に動ける蝶々がいい、蜂でもいい!
とけっこう真剣に思っています。
そんな私が、こういう詩に共感するなんてちょっと不思議です。
私自身が置かれた環境で頑張りつづけて、人のやさしさやご恩を受ける機会に恵まれるようになったからでしょうか。
最近上手に人を「受け入れる」ことで、新しい環境へと導かれていき、豊かな人生を送っている女性たちにお会いする機会が多いからでしょうか。
ちょっとまとまりのないブックレビューになってしまいましたが、
本書は、上に紹介した詩のように、読み手の心にすっと入り込みあたためてくれる言葉がたくさんあります。
家庭の本棚にぜひ1冊置いてほしい本です。大人が読んでも心が「ほ。」っとしますし、この本に出会った子どもたちを、彼らが大人になった時に励ましてくれる本となるかもしれません。
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