考える、のススメ(別館)

大学1年の中学受験塾の講師を皮切りにいつしか指導歴28年。普段の授業で気づいた事などを綴っています。

最低10回は言わないといけないのね

子育てに関して、夫と意見の合わないことが多く、そんな時に見つけたこの本。

言うこと聞かない!落ち着きない! 男の子のしつけに悩んだら読む本/すばる舎
¥1,365
Amazon.co.jp

私がこの本から学んだことは、


・男の子は色々なことに興味を持つ


・男親は女親のように、細かいことが気にならない


・ただ「やめなさい」と言うのではなく、なぜやめないといけないのか
理由を伝える


・1回言っただけではすぐには直らない。最低10回は言う

であった。


最低10回か・・・


よく考えれば、この最低10回は、私が宿題をやってこない生徒に対する

接し方そのものであった。


宿題は


・忘れてくるもの(特に男の子)(注:持ってくるのが本来の姿ですが、

こう思っていると忘れてきたとしても頭に血がのぼらない)


・前回忘れたことは気にしない


・宿題はなぜやらないといけないのかの理由を説明し、

宿題の内容に関して、「これが宿題です。いいですか?」と言って

「はい」と同意するものにする


・宿題を忘れたら、持ってくるまで繰り返し言い続ける


宿題を忘れても、言い続けていれば必ず自分からやってくるようになるのは、

経験則として持っているので、今回忘れても、「大丈夫、言い続ければ持ってくるから」と

確信を持って行動に移せるのだが、我が子の子育てになると、経験則もなければ

世にあふれる情報(叱らない方が良い、or 叱らないとダメだ)に惑わされて

「で、結局どっちなわけ?!」と思っているうちに日々が過ぎていく。


夫はある日常のヒトコマだけを切り取って、私の言い方が悪いから、あっくんが

良い子を演じてる、などと言ってくるので、非常に腹が立つ。


宿題と同じように言い続けることが大切なのね。


忍耐


の文字そのものだ。


妊娠前に読んでいた、お花畑的育児雑誌とは天と地ほどの現実。


世のお母さんは、こういう思いをしながら、お子さんを育てていらっしゃるのか、と思うと、


お子さんの勉強のサポート頑張ります!


とまた、心新たになるのだった。