考える、のススメ(別館)

大学1年の中学受験塾の講師を皮切りにいつしか指導歴28年。普段の授業で気づいた事などを綴っています。

医学部予備校のオススメの選び方

 

まだ国立大学の2次試験が始まっていないのですが、早くも来年の医学部受験を目指して、予備校探しが始まっております。

 

 

近年、理系進学希望者は医学部志望の子が多く、東大理Ⅰより、東京医科歯科、九大医学部、阪大医学部の方が偏差値が上、という状態です。

 

 

以前は「入るのは簡単だ」と言われていた〇〇大学や△△大学ですら、もう簡単には入れません。お家の方が受験生だった頃のイメージで、「〇〇大学はなんとかなりますよね?」と聞かれても、今や「なんともなりません‼️」と答える状況ですあせる

 

 

医学部は、数学は数3まで、理科は2科目必須というところが多く、高校生活を楽しく過ごし過ぎてしまい、でも「医学部を狙います!」と言う子は、早々に予備校探しを始めます。

 

 

「医学部進学コース」を作れば、塾側としては、高額な授業料を設定出来るので、今はかなりの数の「医学部進学予備校」が存在します。

 

 

数多あるこの予備校の中から、どの予備校を選ぶのか。予備校見学をして「雰囲気が良かったから」とか、「実績が高かったから(この「実績」もトリック⁈があるので気をつけて見ないとダメです!)で選んでしまい、あとで後悔しない為のコツをお伝えしますウインク  

 

 

ポイントは2つ!

 

 

 

1:一浪で合格している割合と、その合格大学を確認する!

 

2:授業料以外に、他にいくらかかるのか確認する!

 

 

 

です!!

 

 

 

まず、

 

1:一浪で合格している割合と、その合格大学を確認する!

 

ですが、

 

医学部はとにかく多浪が多いのです。2浪、3浪当たり前、みたいな雰囲気があります。そのため、予備校が出している「合格実績」も、この多浪生を含めた合格者の数になっています。

 

医学部予備校は授業料が高いので、多浪でもされたら金額もかなりいきます。そもそも、医学部に受かっても、そこから6年は学費がかかりますからね。私立医学部に行ったら、益々お金がかかります。当然、親としては、一浪で終わりにしてもらいたいのですが、予備校側も2浪で合格、みたいに考えていたりするので、お家の方からきちんと「1浪では何割ぐらい受かるのですか?」と聞かない限り、実態はわかりません。必ず入塾される前に確認して下さい!そして、「1浪だと、どの辺りの大学に合格しているのですか?」も、確認して下さい。確認しないと「お子さんにも寄りますが、私立なら1浪で受かりますが、国立だと2浪しないと難しいですね」と後で言われかねないですあせる  私立でもどこでも良い、と思われるなら、ここまで聞かなくても良いですが、同じ業界にいる者として言わせて頂ければ、「国立目指して1年間みっちり勉強させないとは、どういう事?」と思います。国立目指していたけれど、結果、私立になった、ならわかりますが、最初から2年計画だなんて、教え方が下手くそとしか思えません。生徒さん側の視点ではなく、塾経営視点なのではないかと! 私ならそういう塾は選びませんね。医学部予備校なんて沢山あるのですから、しっかり勉強をするところを選びましょう!

 

 

 

2:授業料以外に、他にいくらかかるのか確認する!

 

 

医学部予備校は、普通の一般的な予備校に比べて授業料が高いです。この「授業料以外に、他にいくらかかりますか?」と確認しないと、入塾してから「えっ!また今月も支払いがあるの⁈」、「また払うの⁈」と、追加請求がドンドンきます。予備校によって、授業料に入っている範囲が違うのですよ。よくあるパターンとして

 

・通常授業では理解が不十分なので、「補講」が追加となり、その補講費用の請求がきた

 

・夏期講座、冬季講座、直前講座は全て別料金

 

・「〇〇大学特別講座」も別料金

 

辺りが、お家の方が「えっ?」と思われる最も多い追加請求です。

 

 

こういった名称は予備校によって様々なので、最初から「この授業料以外にかかる費用は何ですか?」と必ず確認された方が良いです!「生徒さんによって違ってきます」みたいな返答をしてきたら、「季節講習費用は含まれますか?」とか、「もし補講を受けるとなったら、その費用は別ですか?」まで、突っ込んで聞いた方が良いです。しっかりした予備校だと、「これ以外には、一切かかりません」と返答してきますが、そう言わなかったら一体どこまで授業料なのか、しっかり確認する事をオススメします。結構、この確認を怠ってしまい、高額な請求がきて「こんなハズでは…」と思われる方が多いです。医学部予備校は今や沢山ありますから、雰囲気や何となく良さそう、みたいな印象で選ばないで下さい。

 

 

「ウチは沢山お金があるから、追加で言われても大丈夫です」だったとしても、お子さんが医学部に入学した後、今度は「医師国家試験予備校」に通うかもしれません。こちらの予備校もまたお高いですよ。そちらの費用に取っておかれたらどうでしょう?

 

キチンと生徒さんの事を考えて指導している塾は、追加費用のような後出しジャンケンは言ってこないのです。塾経営よりのところ程、入塾前はやたらと魅力的な事を言いますが、入ってみると、「あれ?」と思う事が多いのです。その予備校がどちらよりなのか、見極める上でも、「授業料以外にかかる費用は何ですか?」の質問が有効なのです。

 

 

ちなみに、私だったら、医学部進学にあたっては、〇〇への進学も検討します。国立大学の医学部以外であれば、こちらを選択肢に入れても費用はさほど変わりませんので。

 

これについてはメルマガで書きます!

 

 

教育費はかけていたらキリがないですからね。お金は有効に使って下さい。

 

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