【知らない人が多い】公立中学の英語の問題点「和訳が良くない」
私は普段、個別指導の塾をやっていて、自分で生徒さんの演習用の問題も色々作っています。
数学は以前作ったものが使えるのですが、英語に関しては4年に一度の教科書改訂に合わせて、毎回作り直しています。
公立中学の英語指導は、以前と変わらず
教科書本文暗記!
が、一番効果的であるので、まず文章を暗記してもらって、その後、英作文で文章が書けるのか確認するのですが、この教科書本文和訳、教科書ガイドの説明では、ちょっと力がつかないんですよね…
例えば、この教科書の本文、赤線で引いたところが、
教科書ガイドですから、意味を間違える、とかはないです。
さぁ、どこでしょう⁉️
この教科書和訳を英訳してみると分かります。
「男の人が面をとても速く変えています。」
生徒さんにこの日本文を和訳してもらうと、ほとんどの子が
The man is changing mask so fast.
と書きます。
コレ、学校のテストではバツ
です。

正解は
The man is changing his masks so fast.
生徒さんが間違えてしまうのは、日本文に「彼のマスク」とは書いていないので、所有格の「his」を入れないで書いてしまうのです。
とても小さい頃から英語の勉強をしている子は、感覚的に「ここに入れる」とわかるので間違え無いのですが、多くの生徒さんは間違えます。
教科書ガイドのような和訳は、こういったちょっとしたところの和訳は飛ばすので、私は生徒さんのお勉強用プリントには、このような所有格は全て入れて作っています。
最終的には、
日本語には書いていないけれど、英語には必要
という事が理解出来るようになるのが大切ですが、まずは入れて書く、が出来ないとね。
あなたのお子さんが、テストや問題でまちがえていても、多くの場合は、
そこまで踏み込んで教えてもらっていないのに、問題には出ている
という事が多いので、あるところだけ見て「全然出来てないじゃないの!」と、思わないで下さいね。
大丈夫、きちんと手順を踏んで押さえて勉強していけば、必ず出来るようになりますからね

あなたのお子さんが、自分で選択出来る未来を歩めますように🍀
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