現代文授業の必殺技!(注意事項あり)
生徒さんの定期テストが近いです。
高校2年生の今回の現代文は、夏目漱石の
こころ
名作ですね〜。
だいたい高校生が引っかかる文章として、2つあるのですが、そのうちの1つが、この「こころ」です(もう1つは「舞姫」)。
引っかかる要因としては、
・文章が長すぎる
・気持ちの展開が追えない
・深く読み取れないために、なぜそのように行動するのかわからない
があります。
国語力がさらに弱い生徒さんの場合、回想シーンとそうでないシーンとの区別がつきません。昔は「漫画のNANAと同じ!」でわかったのに、最近はこのテクニックも通用せず
学校でも教え方にご苦労されているようで、生徒さん達は先生お手製の授業プリントを持ってきます。
テストでは抜粋されるとはいえ、長文でしっかり出題されるので(高校偏差値が高いところほど、この出題文章が長い)、話の流れをしっかり押さえる事が必要。
ところが、長い文章を読みきれない生徒さんがいるため、話を深く掘り下げるところまで授業中に行きません
もう必殺技を出すしか手がない!
漫画です!
「こころ」の内容が漫画になっているので、まずはこれを先に読んでもらいます。
そして、内容が押さえられた上で、話を掘り下げていきます。
長い文章を読むのが苦手な生徒さんでも、漫画だと読めるので、これで先に話の流れを掴んでから、実際の本文に移ると文章が読めるようになります。
最近は色んな名作が漫画になっているので、便利ですね
ここで、注意点を一つ。
漫画で話を追う場合、原作と漫画の話が違う箇所がいくつかあります。このため、もしテスト対策として使う場合は、漫画を読んだ後、必ず本文を一読する事が大切です。
本当は、漫画を使わずとも本文をスラスラ読めるようになって欲しいのですが、普段の読書量が少ないとどうにもならないです。
読書の秋です。普段から本を読みましょうね