考える、のススメ(別館)

大学1年の中学受験塾の講師を皮切りにいつしか指導歴28年。普段の授業で気づいた事などを綴っています。

親子バトル、回避方法!

先日の「ケアレスミスが多い子は、音読が出来ていない」 と、「こうやります!音読の確認方法」 に続き、今日は、お子さんを勉強を見ている時に起こる「親子バトル、回避方法」についてお伝えしますウインク

 
親子バトルほど、時間もお互いの労力もロスするものはありません。バトルしている時間があったら、もっと他の事に時間を使った方が良いです!
 
でも、してしまうんですよね。。。。
 
それは何故でしょう!?
 
ここでは、音読の時にシチュエーションを絞りますが、
それは、、、
 
もう読めると思っていた文字が、実は読めないものが多かったから
 
です。また、音読してもらうと意外に
 
きちんと読めていない、という現実を目にするから
 
ということもあります。
 
実際に音読を確認してみるとわかりますが、
 
あなたは今まで何をしていたの?びっくり
 
という間違いを目にしたりします。
 
 
 
我が子でもありますよ~。
 
黒板
 
 
そろばん
 
と読んでいるとか。。。
 
 
ほとんどのお子さんは、訓練をしっかりしない限り、
 
きちんと読める
 
というのは難しいです。
(きちんと読めるお子さんは読書量がかなりのお子さん)
 
ここでショックガーンを受けて、
 
「なんで間違えているの!」
 
とか
 
「頭悪いんじゃないの?!」
(↑これは絶対に言ってはいけないNGワード
 
などの
 
叱責の言葉
 
を言うから、親子バトルが始まるわけです。
 
 
繰り返しますが、
 
最初から
 
きちんと音読が出来るお子さんの方が珍しい
 
のです。
 
ウチの子だけが間違えている!
 
のではありません。どの子も程度の差はあれ間違えています。


良かったじゃないですか!早めにそれがわかって!

こういう細かいところは、

塾では絶対にやってくれません
(手前味噌になりますが、私はここまでフォローします)


普通は

ケアレスミスに気を付けてくださいね」

で終わりです。


算数(数学)でも、理科でも、こういったケアレスミス対処方法は、テクニックとして私はいくつか持っていますが、色々やって結局一番効果が早いのが

音読から直させる

でした。

一番効果が上がる方法をお伝えしているのに、それを親子バトルで効果半減にしてもらっては困りますあせる


兎に角、親子バトルを回避するには、

 

驚く間違いをしても、
ショックを受けていないで、
感情的にならず、

「違っているよ」

だけ言う

 

を徹底してください。

 

私なんて「違っているよ」と言うのも、面倒?!なので、
 
「ん?」
 
と言うと、生徒さんは間違いに気付いて、すぐに読み直します。

 


あと、親子バトル注意点として、

今日やったからといって、明日には完璧に読めるようになるとは思わない事!

そんなに簡単には効果が出ないですよ。

早い子で1か月ぐらいかな。回数にも寄りますが。

「こんなにフォローしているのに、未だに読み間違いが直らない」

と、心折れそうになる方もいるかもしれませんが、大丈夫です!だんだん減ってきますから

ウインク

 


音読確認は時間にすれば、5分~10分程度ですよ。

文章が短ければ、2、3分で終わります。

あんまり深刻に受け止めないで、

今わかって良かった。そのうちきちんと読めるようになるから!

と、前を向いてフォローしてあげてくださいねクローバー