考える、のススメ(別館)

大学1年の中学受験塾の講師を皮切りにいつしか指導歴28年。普段の授業で気づいた事などを綴っています。

本が読めなくて読書感想文で困っているお子さんをお持ちの方へ。裏ワザです!

早いもので夏休みも終盤戦突入となってきました。

 

このところ、私は毎日のように生徒さんの読書感想文の添削を行っております。

 

読書感想文は、「本を読んだ」という行為があっての感想文になるのですが、私が教えている生徒さんの中には、他の宿題に追われたり、スケジュール管理ミスで

 

「本を読んでいる時間がないですえーん

 

と言ってくる子がおります。

 

ネットを見ていると、そのようなお子さんをお持ちの方もいらっしゃるようなので、

 

本を読んでいる時間はないけれど、読書感想文を書かなくてはならない

 

というお子さんのための裏ワザを特別にお伝えしますビックリマーク

 

まず、学校から渡されている「読書感想文のお知らせ」の紙をご確認ください。

 

その紙の「対象図書」の欄に、

 

自由読書 と 課題図書

 

のどちらかから1冊選ぶ、

 

と書いてあると思います。

 

一般的に、「読書感想文」=「課題図書」と思っている方が多いのですが、実は自由読書でも良いんですよ

 

自由読書とは、「自由に選んだ本」の事です。雑誌は含みません。

 

ですので、本を読む時間がない、という生徒さんには、

 

この「自由読書」で書いてしまう

 

という手法を取ります。

 

過去に読んだ本で「面白かったな」という内容のものを思い出してもらって、それについて読書感想文を書いてもらいます。

 

これとか、「自由読書」で書くにはなかなか良い本です。

 

 

「本ではなくて絵本じゃないですかビックリマーク

 

と言われますが、自由読書なんですから、この本でも問題ないです。

 

内容が良いので、中学生でもこの本について感想文を書けば、非常に深い良い内容の感想文が書けます。実際、「自由読書」でこの本について感想文を書いた生徒さんが、学校の感想文に選ばれたことがあります。本人がビックリしていました。

 

この時期なので、他の宿題もあるでしょうから、お子さんにはとにかく「書く」ということを優先させてください。今まで面白かった本から選ぶだと、お子さんの負荷も少ないです。手元に本がなくても、自由読書で選んだ本であれば、図書館ですぐに借りられます。

 

ネットにアップされている作文を写させるとか、業者にやってもらうとかではなく、お子さん自身が「書く」という行動に移せるようにしましょう。

 

文章は書かないと上達しません。宿題という強制力が働いているからこそ、書く機会もうまれていますので、是非お子さん自身がやるようにしてください。その方が今後のお子さんの将来のためです。

 

代わりに書いてあげるのではなく、お子さんが書けるようにサポートしてあげてくださいね!