考える、のススメ(別館)

大学1年の中学受験塾の講師を皮切りにいつしか指導歴28年。普段の授業で気づいた事などを綴っています。

国語の読解問題で点数が取れない1番の理由とは

我が子が国語の問題を解いていました。


「『ぼく』のかあさんは、どんな人ですか。」という問題で、


「ママ、あっくん(※子どもの名前)、このお母さんのこと知らないんだけど

 

と、質問してきました。

 

あ~、マズイビックリマーク 国語の読解で一番点数が取れない解き方をしているガーン

 

あのね、あっくんがこのお母さんのことを知っていますか?それとも知りませんか?を聞いている問題じゃないんだよ

 

「え~、だって会ったことないし」

 

どんなお母さんか、文章にちゃんと書いてあるよ。

 

二人で一緒に文章を最初から読んだら、

 

「ホントだ!『うたとおしゃべりがだいすきなお母さん』って書いてある!!

 

 

国語の読解問題で点数が取れない1番の原因は、

 

自分の感想を答えている

 

ことです。

 

自分の感想を答えさせる問題も出題されないことはないのですが、感想を答えさせる前に、多くの問題では

 

文章の内容がきちんと読み取れているのか

 

を出題されます。

 

その出題に、自分の感想を答えてしまう子が実に多い。

 

結構無意識的にやっていて、感想を答えているという自覚がなくやっています。

 

そのため対策としては、問題をある程度解いて、

 

答えは必ず本文中にあり、自分の感想を入れない

 

ことを体得させなくてはなりません。慣れが必要です。

 

国語の成績が今ひとつ伸び悩んでいる場合、一度お子さんが書いている答案をみて、

 

感想を答えていないか

 

確認してみてください。書いていたら、感想を書かないように教えないと、いつまで経っても国語の成績が取れないままになってしまいます。

 

高校生でもこの「感想を書いてしまう」子がいますので、なるべく小学校のうちに解き方を習得することをオススメします晴れ