古文・漢文で点数を上げるには、一に音読、二に音読!
今日は朝から古文の資料作り。誰しも一度は学校でやったことがある、「平家物語」の冒頭部分の作成です。
私立中学だと、この部分は丸暗記しなくてはなりません。学校によってはこの冒頭部分を全文書かせたりしますからね。公立は高校で書かせるところが多いかな。
ちなみに、この資料は幼稚園児向けの資料です。幼稚園で展開している幼児向け「国語塾」では、中学・高校で必要と思われる古文の暗唱をどんどんやらせています。それにしても、最近の生徒さんは、古文・漢文を苦手とする子が多いですね。前はそんなに苦手意識が強い子はいなかった気がするのですが、このところ増えているなぁ、と思います。この苦手意識が強い子に共通している問題点が一つあって、それは、
音読をやっていない
です。
古文・漢文なんて、一に音読、二に音読 ですよ!
古文文法とか、内容理解とか、音読が終わってからの次の勉強です。
私が教えるときは、生徒さんにひたすら音読をさせています。一文字でも読みを間違えようものなら、
ハイ、もう一度最初から。
です。当然、「え~、また~!」とぶーぶー言ってきますが、そういった戯言は無視してひたすら音読をさせます。音読、音読、音読・・・ 音読が完璧に出来るようになったら、古文文法や内容把握に移ります。
でも、生徒さんが音読をしない(してこない)理由もわからないでもないです。なぜなら、教科書の本文の全ての漢字にフリガナがふっていないし、平仮名で「てふ」と書いてあっても「ちょう」と読むとか、知っていないと読めないので。
古文の読み方は、古文の最初の授業で一通り学びますが、それが実際の文章に出てきたときに、応用が効いておりません。というか、忘れちゃってるんでしょうね。
このところ、このブログに古文関係の検索でたどり着いていらっしゃる方が多く、4年前(随分前だ、苦笑)に書いた 宇治拾遺物語の「検非違使忠明の事」の記事がよく読まれています。学校で今これをやっているところが多いのでしょうね。この記事を読むのも良いのですが、古文・漢文は、兎に角音読ですよ。メンドクサイとか思っていないで、音読をまずは頑張りましょう!