考える、のススメ(別館)

大学1年の中学受験塾の講師を皮切りにいつしか指導歴28年。普段の授業で気づいた事などを綴っています。

干支はいつ覚えるのか?

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(国語塾のカリキュラム作成の一コマ。色々考えて作っているのです)

幼稚園児に国語を教えるお仕事(国語塾)をしています。「国語塾」という名前は、一番最初に体験授業をした際に、4歳児の園児さん達が「国語塾だ~!」と言ったので、それをそのまま採用しました。

さて、その「国語塾」。園児さん達が楽しく学べるように、そして小学校に上がった際に国語が好きな教科になるように、と考えて、カリキュラムを練って作っています。小学校に上がった際に習ったことが効果的になるよう、小学校で使う教科書を全部チェックして、必要だけどあまりしっかり教わらない内容を、授業内で組み入れるようにしています。その「必要だけどあまり習わない」ものの中に「干支」があります。

干支、教科書の後ろのページの方にひっそりと載っています。ひっそりと載っている場合は、担当の先生によって、教わったり教わらなかったりするものになります。

干支って、いつ習ったっけ?

皆んなで「う~ん…」と考えても、いつ習ったか思い出せません。だけど、皆んな干支は全部言えます。

「やっぱり、親に習うんじゃないですかね?」

親⁈ 確かに学校で習ったような記憶がない以上、家庭でのフォローによるものなのか。

中学の古典の授業の時には、干支は習います。昔は時刻を干支で言ったので、その際に教わりますが、でもその教える内容は「干支は全部言える」という前提で、時刻の説明になっているので、その時に初めて干支を習っているのではないです。

家庭でのフォローに任されてると、知っている子と知らない子が出てしまう。丁度干支の話の絵本もあるし、国語塾で教えよう!と言う事で、12月のカリキュラムに干支を入れました。

親の世代だと普通に習っていたことが、授業時間削減の煽りもあり、今の生徒さん達は習っていなかったりするので、こう言ったことも、このブログでお伝えしていければな、と思います。