ベネッセ情報漏えいで起こりうる、今後非常にマズイこと
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ベネッセの情報漏えい、ニュースで報道されている以上にかなり情報が出回っているようです。
生徒さんのところには、既にいくつかの業者から勧誘の電話がかかってきていたり、はがきが届いていたりしています。
学校のお友達のところにも来ているそうなので、業者は同じ学区の同じ学年の情報を購入したようです。
この情報漏えい、今だけが問題なのではなく、お子さんが成長するにつれて非常にマズイことが起こります。あまり大々的に報道されていないので、知らない方が多いのですが、実は子どもに関する詐欺があるのです。
■「お子さんがウチで万引きしたのですが」(主に中学生のとき)
ある日、電話がかかってきて
「お子さんがウチで万引きしました。警察に連絡する前にまずはご家庭にご連絡を差し上げました。ちょっとお子さんに代わりますね。」
「お母さん・・・(すすり泣き) ごめんなさい・・・(すすり泣き)」
「ウチとしては、お子さんの将来もあるでしょうから、あまり大事にしたくはないのですが、ただ、こちらも商売でやっていますからね。商品を万引きされては死活問題なんですよ。」
こういって、商品代金を含めた口止め料を請求してきます。
お子さんが万引きするワケはないのですが、泣いている様子を電話口に出されると、それがお子さんじゃなくてもお子さんのように感じてしまいます。
そしてなんとかしないと、と思う気持ちが先行して、言われるがままに金額を払ってしまいます。
■「お子さんがドラッグをやっています」(主に高校生のとき)
これもある日突然
「突然のお電話で申し訳ないのですが、実はお子さんがドラッグをやっていて警察沙汰になりそうなんですよ。こちらの方で警察沙汰にならないように、今とめているんですが」
という電話がかかってきます。
『ドラッグ』という言葉と、『警察沙汰』という言葉にびっくりしたお家の方は、言われるがまま、「この話をもみ消すためにいくら」という金額を、払ってしまいます。
都内の私立では、この「ドラッグ詐欺」話がまわっていて、学校側から「詐欺にひっかからないように」という通達が出ているところもあります。
このように、今流出した情報が、数年後に別の詐欺に使われる可能性もあるのです。
また、詐欺以外にも、お子さんが20歳超えた途端、親の承諾なしにローンが組めたりするので、
「成人式の着物を買いませんか?」 とか、「エステをやりませんか?」とか、「〇〇教材を書いませんか?」などの高額ローンを組む話が、お子さんに直接かかってきます。
流出してしまったものはもうどうしようもないので、こういった詐欺とか高額ローンとかの話がありうるんだ、ということを心にとめておくことが大切です。
今だけ気を付ければ良い、という話ではありません。
詐欺は色んな手口でやってきます。
お気を付けください。