考える、のススメ(別館)

大学1年の中学受験塾の講師を皮切りにいつしか指導歴28年。普段の授業で気づいた事などを綴っています。

生徒の模試の文章がおもしろいので、本を買う

最近の入試は、国語の文章が長文が多いので、国語を教えることが多い。

生徒さんが模試を受けると、必ず解答した内容を確認しているのだが、

模試で使われている文章には、内容が興味深いものが多く、出典を調べて

本をよく買っている。

今回、買った本はこの本!

5年3組リョウタ組 (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)
¥761
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5年3組リョウタ組』です!

模試には、この本の最後の章のお話が載っていました。

5年3組のリョウタ先生が、子ども達と一緒に成長していく

お話です。

現代版『坊ちゃん』といった感じです。


私は、この本の中で、放火を犯したかもしれない自分のクラスの子について、

TVの記者会見で本音で語るシーンに感動しました。

担任の先生に責任がなくて、誰に責任があるんですか。すくなくとも、

あの子の父親よりもぼくのほうが一日でいっしょにいる時間は

長かったはずです。ぼくにも重い責任があると思います


すごい。

問題を正面に受け止めて、きちんと話をしている。

こういう人こそ、先生だよなぁ。

わが身を振り返り、リョウタ先生のように私もがんばろうと

思った本でした。