考える、のススメ(別館)

大学1年の中学受験塾の講師を皮切りにいつしか指導歴28年。普段の授業で気づいた事などを綴っています。

「遊び」はやっぱり大切なのね!

先日生徒さんが持ってきたSAPIXの模試。

その文章題の文章が、私にとってとても面白かったので、その本を買ってみた。

よみがえる子どもの輝く笑顔 ~遊びには自分を育て、癒やす力がある~ (あんしん子育てすこやか保.../すばる舎
¥1,365
Amazon.co.jp
大人が自分がさせたい遊びを「価値のある遊び」。そうでないものを「価値のない遊び」と
するが、遊ぶことの主体は本人なので、本人が主人公になる遊びつまり「遊育」が大切、
という内容だった。

あっくんが以前通っていた幼稚園、あまり外遊びがなく、狭い空間の中、勉強中心の
幼稚園
だった。

そこから別の幼稚園に変わったのだが、その幼稚園は毎日公園に連れて行く幼稚園だった。

すると、あっくんの性格が明るくなり、活動的になった

毎日の公園遊びは30分程度のものであるが、それがあるかないかでこんなに違うんだと
びっくりした。

あっくんのおばあちゃんは、さすがに年の功で、以前の幼稚園の問題点を見破っていて

「この子が家に帰っても、『お外で遊びたい』と言わないのは、幼稚園で外遊び
しないせいじゃないの」

「あんな狭い空間に閉じ込めて、一日勉強しているのは、良くないんじゃないの」

と言っていたのだが、今から考えれば、その通りだった。

親としては、以前の幼稚園に通っていたときも、幼稚園が終わったあと、公園に
連れて行くとか手は打っていたのだが、それもどちらかと言うと、私が言うから
あっくんは公園に行った、という感じで、自分から「公園に行く!」とは言わなかった。

それが、今の幼稚園に変わってから、毎日のように幼稚園が終わると

「ママ!公園に遊びに行っていい?!」

と言って、それこそ日暮れまでずっと公園で遊んでいる。

実体験からも「遊び」は大切だと感じていたので、この本を読んで

あぁ、やっぱり遊びって大切なんだな

と、思った。

ただ、「遊び」といっても、TVゲームは「遊び」にはならない、とも書いてあった。
理由は、TVゲームの世界は、すべて設定された世界であり、その中での遊びの
評価は、設定された側によるものだからだ。

これからも、あっくんが主体的になれるよう、その機会を増やしていきたい。