考える、のススメ(別館)

大学1年の中学受験塾の講師を皮切りにいつしか指導歴28年。普段の授業で気づいた事などを綴っています。

全く痛くなく「神の手」を持つ歯医者さん!

昨日の夜から治療済みの左上の奥歯が痛くて眠れず、今日、歯医者さんに行った。

今まで行っていた歯医者さんには、良い思い出が全くないので、
あっくんかかりつけの小児歯科に電話をして、見てもらえないかと相談したら、
「いいですよ」とのこと。

朝一でその歯医者さんに行く。

「う~ん、この痛がりだと、この治療した歯の中が膿んでいると思うんだけどなぁ。」

レントゲンを撮り、様子を見る。

「レントゲンを見ると、そんなに悪い状態ではないんだけど、
この白いセメントのところが怪しい。
かぶせている金属を取って、中を見てみるしかないな。」

ものすごい痛がりだという点と、嘔吐反応が強いことと、
口がそんなに大きく開かない点を先に伝える。

「あら、それは大変な患者さんだ。」

とだけ言い、先生は嫌な顔せず、「じゃぁ、はじめましょう。」

あ~、嫌いな歯の治療が始まった・・・と思いながら、
痛いんだろうな~とか思いながら、カチャカチャ音を聞く。

「麻酔終わったから、じゃぁ、金属取るよ。」

あれ?いつやりました、麻酔?
「痛くない」とHPに書いてある歯医者さんでも、「ちくっとしますよ~」と
麻酔を打つ時に言ってくるのに(この「ちくっとしますよ」を聞くたびに
痛くないなんて嘘つき、と思う)。

と思っていると、チュイーンという音がして、治療が始まる。

だいたい多くの歯医者さんは、「もっと口開けられないの?」とか、
「嘔吐反応我慢してください」とか、歯医者さん側の意見ばかり言ってくるのだが、
先生は、「開けられるだけで良いからね。開けて欲しいときは言うから」と
いいながら、どんどん治療を進めていく。

なんだか眠たくなってくる私。

そうこうしているうちに、「はい、原因がわかりましたよ。」と言って、さらにチュイーン。

なんか変な匂いがします。

「膿がたまっているからね。死んでいない神経が、膿で押されていたかったんだね。」

先生が後で描いて説明してくれた、4年前に治療した歯の様子。




4年前に行った歯医者さんで、大きな虫歯の治療をした際、神経まで
きていた虫歯に気づかず、セメントでふたをして、その上に金属をかぶせて
しまったた
め、4年後の今、虫歯が神経に達し、膿が発生。そして激痛となっている
とのこと。

膿を取り、この歯にある3本の神経が生きているか死んでいるかのを調べ、
応急処置を施してもらう。

「この歯の治療は、非常に神経を使うから、精も根も尽きるよ。」

と、笑いながら言われる。

「この場所はね、気を付けないと虫歯が顔の骨に回って、蓄膿症の原因になるから、
慎重に治療をしないといけないんだよ。」

そうなんだ。下手な歯医者さんに行ってたら、危なかったですね。

「危ない、というより、こんな状態になるほど悪化しているのが良くないでしょ。」

「この治療はすぐには終わらないからね。週に1回は必ずこないとダメだよ。」

朝からやって、お昼休憩をはさんで終わったのが16時という約5時間にもわたる
長時間の治療だった。しかも私が歯医者さん泣かせの患者という状況だったのに、
全く痛くなかった!!

心配していた嘔吐反応も出なかったし、口をそんなに大きく開けなくても
治療してもらえた!

先生すごすぎます!

私が昨日の夜、痛い、痛いと言っていたら、あっくんが、

「ママ、あっくんの歯医者さんに行かなくちゃだめだよ。
あっくんの歯医者さんは痛くないよ。」

とオススメしてくれた理由がよくわかった。

もし、私のように、過去の経験で歯医者さんに恐怖心があり、麻酔打つのも痛いから
嫌だ
、という方、こちらの先生はとてもオススメです。

ただし、一点注意。保険適用外になります。

でも、下手な歯医者さんに行って、今回のような大変なことになるよりは、
「歯医者さんって嫌なところじゃないんだ」と感じさせてくれる、腕の立つ歯医者さんに
行った方が良いのではないかと、今回とても感じました。

無痛治療をうたうところだと、HPにははっきり書いていませんが、結局「無痛は保険
適用外です」と言われることも多いので、保険適用されない点で比較したら、
今日行った歯医者さんの方が良心的じゃないかと思います。
(保険適用だったら、5時間もかけて丁寧に見てもらえるだろうか・・・)

どこの歯医者さんかというと、

こちらです!

渋谷駅からすぐの「石井歯科」です。

この道36年のベテラン歯医者さんです音譜
うちの子どもは、いつも歯科治療のときに、寝てしまいます。
私も、全身麻酔や静脈注射をしたわけではないのに、眠くなりました。