考える、のススメ(別館)

大学1年の中学受験塾の講師を皮切りにいつしか指導歴28年。普段の授業で気づいた事などを綴っています。

私立はやるけど、公立ではやらないもの

昨日、一昨日と、生徒さんの冬休みの宿題の進捗状況をチェックする。

おぉ! 今回は、私立ではやるけれど、公立ではあまりやらない宿題が出ているじゃん!


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「自分の幼少期を調べる課題」のプリント。ちなみに、中学生の課題。

私立は、主要五教科の内容も公立とかなり違うが、実技教科も実は教えている内容が違っていて、特に音楽と家庭科がその中でも顕著に違う。

音楽は、音楽理論の難しいところまで教わり(転調を全部音符で書かせるとか)、家庭科は調べさせるものが非常に多い。

今回はその中でも、自分の幼少期を調べさせる内容のものだった。

自分は覚えていないけれど、幼少期どう過ごしていたのかを周りの人から聞いて調べるのは、とても良い学習指導だと思う。

公立でも調べ学習をやっていなくはないけれど、ここまで踏み込んではやっていない。
それは、高校入試があることの時間的な問題と、入試に提出する成績に実技教科の評定が主要五教科より1.3倍~1.5倍(東京都の場合)されることの評定の問題もあるのではないかと思う。


この調べ学習、最後は、
「『おかあさんといっしょ』(NHKの番組)をみて、以前見たものとどう違うのか感想を書きましょう」
だった。

色々ある幼児番組の中で、この「おかあさんといっしょ」が課題の内容に選ばれたのは、視聴年齢が他の番組より幅広いせいなのか。
それとも、学校授業で、幼児の「歌」に関することをこの後取り扱うのか。

う~ん、、、気になる。

学校が始まったら、家庭科で何をやっているのか、また教えてもらおう。