考える、のススメ(別館)

大学1年の中学受験塾の講師を皮切りにいつしか指導歴28年。普段の授業で気づいた事などを綴っています。

「竹取物語」を絵本で読んでみる

竹取物語

中学の国語でも、高校の国語でも習う、とても大事な物語。

テストでよく出題されるのは、冒頭の「今は昔、竹取の翁というものありけり。・・・」の箇所。

ここを、今、幼稚園の園児さんに暗唱してもらっているのだが、

「絵本で話を読んでみたらどうでしょうか?」

との案が出た。

絵本!?

竹取は、「暗唱だ!」と頭から思い込んでいた私にとって、絵本でストーリーを押さえるという

考えはなかった。

竹取の絵本とか、あるんだろうか?

図書館に行って調べてみると、ちゃんとありましたよグッド!

しかも数冊。

その中で、古文の話の内容に近く、かつ、現代語訳でわかりやすい絵本は

かぐやひめ [ いもとようこ ]
¥1,365
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でした。

絵もかわいらしく、大人になったかぐや姫も素敵に描かれています。


今の中学校の教科書は、冒頭の箇所を教えたら、いきなり途中の部分を教える

という、ストーリーがよくわかりづらい内容になっているので、話の内容を押さえる上でも

中学生にこの絵本を読んでもらうのも手かもしれない。


私のときは、「まんが日本昔ばなし」で、この話を知った気がするが、

今の中学生は、この番組を放映していない世代にあたっているようで、

「まんが日本・・・ 知りません」

と言われるからね。


小・中学生の国語の授業に、もう少し絵本の活用も考えてみようビックリマーク