考える、のススメ(別館)

大学1年の中学受験塾の講師を皮切りにいつしか指導歴28年。普段の授業で気づいた事などを綴っています。

ブックレヴュー『「はやぶさ」式子育て法』

真夜中に失礼します☆
スタッフ藤井です!(‐^▽^‐)

自分で勝手に決めた「ブログ毎日書きますマラソン☆」


本日はブックレヴューを書こうと思います。
(照井先生の許可はまだとっていませんw)


紹介する本はコチラ☆

$花まるは太陽と似ているかも!

『「はやぶさ」式子育て法』

川口淳一郎著・青春出版社

ご存知、小惑星サンプルリターンという世界初を成し遂げた「はやぶさ」の
プロジェクトマネージャー川口淳一郎さんの初教育本です。


『先生のいうとおりにがんばる。
 教科書どおりの勉強ばかりする。

 そういう「いい子」からは
 世界初は生まれない。』

と、言い切る本書。なかなかに挑戦的です。

目次をいくつか紹介しましょう。

・「変人教育」のススメ
・コツコツ努力を進めるな
・「折れない心」だけでは結果は出せない
・口答えができる生意気な子に育てよう

ほら、挑戦的でしょう?

私はこの本、親御さんはもちろん、
社会に出て数年目の「やっと社会というものがわかってきた人」にも読んでほしいと感じました。

理由は、本書は社会で未知の分野に挑戦できる、創造性あふれる人に育つ方法を書いており、
実際に社会で未知の仕事に遭遇している人が、自分の子ども時代を振りかえって、

自分の奥底に眠っていた力に目覚めるきっかけを与えてくれるからです。


小惑星サンプルリターンを成し遂げた「はやぶさ」は世界初のプロジェクトです。

でも。

打ち上げ時期は遅れるわ、

小惑星着陸は失敗するわ、

もう一度着陸に挑戦し成功しても、サンプルGETには失敗するわ、

半年くらいはやぶさが宇宙で迷子になるわ、

ピンチだらけのプロジェクトでした。
そんな中、けっして最後まで諦めず達成できた理由、その理由を養う力が本書には書かれています。

子ども達が大人になる時代は、
たくさんの「未知」が溢れている時代になると思います。

日本という国が世界でいかにオリジナリティを発揮し、
創造的なビジネスや仕組みを作る役割を担うかが、重要です。

それを見据えた上での、川口さんが提案する教育法。大半の方が「え?いいの?」と感じるでしょう。

これまでの学校教育では得られない、そしてこれからの時代にとても必要な能力を養う、
はやぶさ」式、子育て法。

少しでも興味をもたれましたら、
是非読んでみて下さい!

ちなみにうちの母は本書を読んで、
「この子育て法をもっと早く知っていたら、うちの子もっと社会でイキイキ出来たのに!」
と叫んでいました(笑)